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2024.05.23
最近、とある期待の生徒さん(まだ小学低学年です)が受験した大手進学塾の模試の結果を見せてくれました。
彼の場合、思考研で学んでいるときもよくあることなのですが、その模試の成績を見ても、半数以上が合わせている問題でぽろぽろとミスしているんですね。
このブログでもよく申していると思いますが、私が模試の結果に注意することがあるなら、このような間違い方が散見されるときです。
難しくない問題を結構ミスしているわりに、本人がどう言っているのか(お母さまから伺うと)というと「1パーセントしか合ってない、こんな問題を正解する人ってどんな人なんやろねぇ…!」と…。
私から言わせると、このセリフを言うのが30パーセント以上の子が合わせている問題は全部正解しているなら「大いに結構!そんな子に負けないように頑張れよ!」と言うのですが、今回のケースのように皆ができている問題でもぽろぽろ間違うような生徒さんの場合には、「それは〇〇〇学園への道やで(笑)」と言いたくなります(笑)。
〇〇〇学園というのは、やたらと「難問をやっています!」とうたうあの塾のことです。
最近はおられませんが、あの塾に在籍している方で「先取り!」「難問!」「エリート!」という割にそれだけの実力が身についている生徒さんを、私はこれまでたった1人しか見たことがありません。
ヒット率1割ありません(笑)。
まぁよそ様の塾のことはどうでもよいのですが、先取りしてる割に基礎的な問題が確実にできない、という受験戦略的に見て一番あかん思想なんです。その思想にはまり込んだらだめなんです。
その生徒さんのお母様にも同じことを申し上げました(そのお母さまは、表面的ではなくいつも私の言わんとする意図をくみ取ってくださるので、気を悪くされたりすることはないのです)し、この場を借りて皆さんにも同じ注意喚起をしておきたいと思います。