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2024.07.21

ドナルド・トランプという人

 2日もたってしまいましたが、トランプ前大統領の狙撃事件、本当にビックリしましたね…。
心ない声で「自作自演じゃないか?」といぶかしむ声がありましたが、あんな「自作自演」ができるなら、私はそのやり方を教えてもらいたいくらいです。
ライフルの銃弾が顔の横1ミリのところをかすめるやり方を教えてもらえるなら、私はそれを生徒の前で自作自演して、生徒をびっくりさせてあげます(笑)。到底、不可能なことです。

私はアメリカの実際の様子を肌感覚でわかっているわけではないのですが、アメリカ国内での意見の対立・分断が深刻であることは聞いていて、今回の事件もアメリカの分断が明らかに起因していると思われます。
その分断をトランプさんが引き起こした側なのか、分断を食い止めようとしている側なのかは、私にははっきりはわかりません。

しかし、トランプさんは、あの粗暴そうな言動に似合わず、米国大統領には珍しいことに前回の在任中に戦争を引き起こさなかった大統領なのですね。
それと、私にはトランプさんが再度の大統領就任にあれだけこだわるのには、名誉欲とか事業に還元しようという欲はないように思われてならないのです。
だって、大統領を1期務めただけで、十分にもう「名士」ですよ?
「元アメリカ大統領」という肩書だけで、十分食っていけます(←「なんぼほど食うねん!?」というくらい食えますよ)し、年齢も年齢ですから、自分のことだけを考えればとてもあれだけの執念を燃やすことはできないと思うんです。

でも彼はあくまで大統領に再チャレンジすることをやめない。
私は、あの一見粗暴なトランプさんの心中には何か「アメリカを再びよくしたい」「アメリカの分断を防ぎ、再び一つにまとめたい」といった無私の精神があるように見えてならないのです(←「甘い」と言われるかもしれませんが…)。

今回の狙撃でも、「何か目には見えないものにこの人は守られているんじゃないか?」と感じましたし、「なぜあの場で直後に皆に向かってファイティングポーズをとることができるのだろう?」と、少し感動にも似た気持ちを抱いたのは確かです。

陰謀論を含めて、トランプさんはアメリカの闇と戦っているのだ、というメディアもありますし、実際にはそんなこともないのかもしれませんが、何かアメリカという国が、彼を必要としていることの現れが今回の事件だったのではないか?と思われてなりません。

投票権もないので、アメリカの政治がどうなってほしい、という権利は私にはありませんが、客観的にドナルド・トランプという人を見ていると、この人には世間一般のステレオタイプな見方は通用しないのだろうな…と思われてなりません。

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