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日々の出来事

2021.10.21

「京大・入試数学 51年の軌跡」

「大学への数学」「中学への算数」を出版している東京出版から、昨年、「東大入試数学 50年の軌跡」という東大数学入試問題過去問を50年分集めた参考書が出版されました(もちろん購入しました)。

その時から、「どうせなら、京大50年分の問題も出して欲しいなぁ~」と思っていたら、今週出版されました!ジャーン!!「京大・入試数学 51年の軌跡」

51年分(!)もの内容ですから、なかなかのボリューム(厚さ)ですね!

実はあるページに、別解を投稿した若き日の私の名前も掲載されております(笑)。

東京出版の「京大入試数学過去問解説集」は折々に購入しておりますので、この本の内結構な割合は元々持っていたのですが、こんな風に51年分をまとめた参考書ですからいつもいつも使うことはないにせよ、まさに「参考(にする)書」として本棚に置いておきたい本ですね。

願わくば、この本を参考にして指導するような大学受験生のたくさん現れんことを・・・!。

2021.10.16

選挙に関心を持つのはよいこと

10月31日が衆議院選挙、ということで、夜のニュース番組でも各党党首が出てこられて、さまざまな話題に関して議論していますね。
いままで決して地上波のテレビでは出てこなかった、「日本の財政破綻論はおかしい」という意見も出てきていて、視聴者の中にも「えっ!?そうなの!?」と驚いている人も多くなっているのではないでしょうか?

コロナ禍を発端として、日本の財政の話題や、税制のあり方とか経済をどのように発展させていくのか?という話題が切実な課題として議論されるようになっているように感じますね。すごくいいことですよね。実際、今度の衆院選に関心がある、と答える人も7割以上にのぼっているようですし、明らかな変化であるように感じますね。

私自身も、今の中学生・高校生に「真剣に学ぶ姿勢を持たないと、将来えらいことになるで?」という主旨の事を手を変え品を変え伝えているのですが、伝わらない生徒さんには全然伝わらず、歯がゆい思いをしてきましたが、これだけ風潮として「日本経済をどうやって向上させていくか?」「日本の財政をどう考えるか?」というような事柄についてfocusされる状況になると、彼らもいよいよ自分たちの将来について真剣に考え始めるかもしれません。

今までの大人とは違って(?)「学ぶ」ということを一生続けていけるくらいでないと、どこかの経営者さんが言っているように45歳で会社を辞めないといけないかもしれませんし、その前にそもそも周りと同じ土壌にも立てないのかもしれません。
今回の衆議院選挙をきっかけに少し日本の政治に対する感覚も変わってくるのかもしれません。

2021.10.14

「専門家」ってなんじゃい

 以前も「専門家」ということについて、このブログで記したことがありますが、日本のマスコミで活躍(?)しておられる「専門家」さんって本当にホンモノが少ないと思いますね・・・。

今回のコロナ禍でも明らかになりましたけれども、今になってみれば「貴方、よくそんな見識でえらそうに言うてはりましたよねぇ・・・」ということが多かったです。
そりゃ「専門家」といえども神様ではないですから、すべてのことを正しく言い当てろ、といわれてもそんなことは当然不可能ですし、そんなことは求めていません。
しかし、今現在の感染者巣の急減に対しても、「増加の要因より、減少の原因の方が上回った」などという、野球解説者なら「いま2アウトですから、あと1つアウトが取られれば終わりです」と言っているような、解説になっていないような解説を堂々とおっしゃる「専門家」もいて、頭を抱えてしまいます。
(皆さん、「専門家」がドヤ顔で語っているからと言って何でもかんでもフムフムとうなずいていたらあきませんよ??)
そもそも「専門家」というなら、本当に「ウイルス」のことを研究している研究者か、毎日コロナ患者を真摯に診察している現場の最前線の医師の話しを聞くべきであって、「感染症に詳しい」とか「呼吸器内科」とかそういうもっともらしい肩書きに騙されてはいけません。
本当に「ウイルス」のことを研究している研究者や、毎日コロナ患者を真摯に診察しておられる医師は滅多なことでテレビなどには登場しませんから、本当の「専門家」の意見に触れられる機会も少なくなってしまいがちである事は問題ではあるのですが、現実としてはそんなもんだとおもうのです。
ワクチンに関しても「M社」と「P社」だと、「M社」の方が(まれに)若者に心筋炎などが起こるらしい、ということを今頃になって国も言い始めています。
確かに初めての技術(mRNA)を用いたワクチンですから、どうなるかということもはっきりしない部分もあって、予言することは当然不可能であったと思うのですが、不可能なだけに我々も、国や製薬会社の説明を真に受けて「完全に安心できるモノ」と思ってしまってはいけない、ということです。
私個人は、研究者時代からそういう新しい技術とか新しい発見を鵜呑みにしてはいけない(自分で確かめられる事なら、自分の手で実験してから確かめてからでないと信用してはならない)という思想的な(?)トレーニングを受けていましたので、政府や「専門家」の言うことを鵜呑みにはしてきませんでしたが、それにしても「今頃になってそんなことを言うか!!」ということが結構多くて、誰も予言者ではないという事実をさっ引いても「ちょっとひどすぎやしませんか??」と言いたくなってきます。
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