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2021.10.14

「専門家」ってなんじゃい

 以前も「専門家」ということについて、このブログで記したことがありますが、日本のマスコミで活躍(?)しておられる「専門家」さんって本当にホンモノが少ないと思いますね・・・。

今回のコロナ禍でも明らかになりましたけれども、今になってみれば「貴方、よくそんな見識でえらそうに言うてはりましたよねぇ・・・」ということが多かったです。
そりゃ「専門家」といえども神様ではないですから、すべてのことを正しく言い当てろ、といわれてもそんなことは当然不可能ですし、そんなことは求めていません。
しかし、今現在の感染者巣の急減に対しても、「増加の要因より、減少の原因の方が上回った」などという、野球解説者なら「いま2アウトですから、あと1つアウトが取られれば終わりです」と言っているような、解説になっていないような解説を堂々とおっしゃる「専門家」もいて、頭を抱えてしまいます。
(皆さん、「専門家」がドヤ顔で語っているからと言って何でもかんでもフムフムとうなずいていたらあきませんよ??)
そもそも「専門家」というなら、本当に「ウイルス」のことを研究している研究者か、毎日コロナ患者を真摯に診察している現場の最前線の医師の話しを聞くべきであって、「感染症に詳しい」とか「呼吸器内科」とかそういうもっともらしい肩書きに騙されてはいけません。
本当に「ウイルス」のことを研究している研究者や、毎日コロナ患者を真摯に診察しておられる医師は滅多なことでテレビなどには登場しませんから、本当の「専門家」の意見に触れられる機会も少なくなってしまいがちである事は問題ではあるのですが、現実としてはそんなもんだとおもうのです。
ワクチンに関しても「M社」と「P社」だと、「M社」の方が(まれに)若者に心筋炎などが起こるらしい、ということを今頃になって国も言い始めています。
確かに初めての技術(mRNA)を用いたワクチンですから、どうなるかということもはっきりしない部分もあって、予言することは当然不可能であったと思うのですが、不可能なだけに我々も、国や製薬会社の説明を真に受けて「完全に安心できるモノ」と思ってしまってはいけない、ということです。
私個人は、研究者時代からそういう新しい技術とか新しい発見を鵜呑みにしてはいけない(自分で確かめられる事なら、自分の手で実験してから確かめてからでないと信用してはならない)という思想的な(?)トレーニングを受けていましたので、政府や「専門家」の言うことを鵜呑みにはしてきませんでしたが、それにしても「今頃になってそんなことを言うか!!」ということが結構多くて、誰も予言者ではないという事実をさっ引いても「ちょっとひどすぎやしませんか??」と言いたくなってきます。
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