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2013.10.16

中間試験に向けて自学自習!

 昨日から今週いっぱい、思考研では中学校の中間試験に合わせて自習期間に入っています。

今週はレギュラーの授業はいったん中止し、思考研の教室を自習室として開放し、わからないところがあれば私に自由に質問してもらう、というスタイルをとっています。

本当なら昨日から開放していたのですが、昨日は台風接近と雨とでさすがに生徒さんは来ず…でしたが、今日から元気に生徒さんが来てくれています。

まだまだ生徒さんの人数が多いわけではないのですが、たっぷり3時間以上勉強して帰った子もいますし、一生懸命勉強している中学生の様子を見ると頼もしさを感じます。この調子でガンバレ!

 

2013.10.10

国語力の重要性

 思考研でも、生徒さんには日ごろから国語力の重要性を繰り返し説いていますが、国語力というのは単に「国語」という科目に影響を及ぼすわけではありません。日本人である以上、国語(日本語)の理解力というのは全ての科目に影響を及ぼします。

 

たとえば、英語を勉強するとき、someという単語が出てきます。Someという単語の意味として「いくつかの」という説明が出てきますが、国語力のない子は、これがたとえば「犬」について使われる時には「いく匹かの」という意味になるということがすぐに理解できません。こういう理解が瞬時にできないとすると、その後の学習がいちいち困難になっていくことは明らかですが、残念ながら最近このようなお子さんが多くなっているようです。

 

最近は小学校の間の国語教育が非常にぜい弱になっています。ご家庭での、できれば小さいころからの普段の学習習慣が大切です。

2013.10.09

来週は中間試験ウィーク

 ただいま今週分の「銀の匙+国語要約」の授業を終えました。昨日のブログでも記したように、授業の最初に今年のノーベル医学生理学賞の研究内容についてお話ししました。興味を持って聞いてくれたかな…?

 

今週で一時、授業を進むのをやめて、来週いっぱいは思考研で自習してもらって、質問については何でもお答えする、という形になります。運動クラブに属している子も今日からクラブが試験に備えて休みになっているので、今の期間精一杯勉強して納得のいく成績を上げてもらいたいと思います。ガンバレ!


2013.10.08

ノーベル医学生理学賞

 今週はノーベル賞ウィークですね。昨年はiPS細胞を作製された山中先生が、日本人としては2人目として25年ぶりに受賞されましたね。

 

私がもといた研究の世界では、毎年この季節になると、「もしかしたら今年はあの先生がもらうんちがうか」とか言って、ミーハーな予想を立てたりしていました(笑)。
私のいた、医学・生命科学の世界でもやはり超有名な先生がたくさんおられて、そういう先生と研究セミナーなどの後、いろいろ個人的にお話しをさせていただいて、その方の人となりを知ったりすることが自分自身の研究のモチベーションにつながったりしていましたね。

 


ノーベル賞をもらわれるような(あるいは候補にのぼるような)先生は、聖人君子のようなイメージがあるかもしれませんが、研究という行為はまさに人間の行う行為なので、いろいろな意味で「人間くさい」方が多いです(そういうエピソード(武勇伝?)をうわさでいろいろ聞いたりするのもまた楽しいのですが(笑))。
もっとも昨年、受賞された山中先生は、ラグビーやマラソンといったスポーツもたしなんでおられて、「さわやかな紳士」という感じがしますが。 

 


残念ながら、今年は日本人の方は受賞されずに、細胞内の物質輸送のメカニズムを解明した海外の研究者
3人が選ばれました。
私自身も、研究者時代は「細胞内部の輸送」システムにかかわる研究をしていたので(ただし少し対象が異なるのですが)、そういう分野がノーベル賞に選ばれてうれしい気もしますが、反面、「じゃあ自分のいた分野の研究者はもうおそらく選ばれることはないのだろうなぁ」と思うとさびしい気もします…。

 


小学生にはむつかしいと思いますが、中学生・高校生にはこういう話題を折に触れて話してあげられるような環境が、ごくありふれた教育機関でも実現しないと、日本も本当の意味での「科学立国」にはならないと思いますが、それにはまだまだ遠いというのが実感です。
せめてうちの生徒には、明日の「銀の匙」の授業の中で少しだけでも今回のノーベル賞の内容について話してあげようと思います。彼らがほんの少しだけでも興味を示してくれたら「勝ち」です。
(でも、明日の内容はそうでなくても盛りだくさんだったような気もするなぁ…汗)

今日以降の、物理学賞・化学賞でまた日本人受賞者が出れば、東京オリンピック決定と同様、日本人にとってまた励みになりますね!


http://shikouken.com/ 

2013.10.04

医学賞

 私が所属していた研究室のボス(教授)が、ある製薬会社の財団による医学賞を受賞されることが、最近決まりました。

私は研究者時代、そのボスには大変お世話になりました(し、ご迷惑もたくさん…汗)。
 

そのボスからは研究活動というものを通じて、「物事を成し遂げるにはどれだけの努力をしなければならないのか」、とか、「本当に人の期待に誠実に応えるというのはどういうことなのか」といった、「人としての姿勢」を学んだような気がします。

モットーとされているのかはわかりませんが、そばから見ていて「常に全力投球」ということを心がけてられていたように思います。私も思考研の代表として、一歩でも彼の仕事にあたられていた姿勢を見習っていきたいと思っています。
 

ボスは今年から、大阪のある国立研究所の理事長としてご活躍ですが、おそらくそこでも責任感強く、新たな任務にあたられているのだろうな…と想像します。

お祝いに、ボスの好きなワインをお送りしようかな。

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